水彩色鉛筆のウェット技法

画材の世界

水彩色鉛筆を購入してちょど1ヶ月経ちました。

ちょっとここで感想を書こうと思います。

 

水彩色鉛筆の塗り方

「水彩色鉛筆」の使い方は主に以下の3種類。

  • ドライ…普通に色鉛筆として塗る
  • ドライ&ウェット…普通に塗った後、水で溶かす
  • ウェット…芯を直接筆で色を取って塗る(絵の具代わりに水彩色鉛筆を使うイメージ)

当初、私としては「ドライ&ウェット」が「水彩色鉛筆」の普通の使い方だと思っていました。

たぶん多くの人がそういうイメージを持っていると思います。

「ドライ」については、「油性色鉛筆(ふつうの色鉛筆)」を持っているなら、わざわざ「水彩色鉛筆」を使う意味がないですよね。

「水彩色鉛筆」なんだから、最終的に水彩画にならなければ。

でも、「ウェット」の発想は、教則本を買うまで頭にありませんでした。

 

ドライ&ウェット塗り

購入した水彩色鉛筆の教則本はこちら(前回の記事で登場しました)

メイキングを読んでいると、筆者さんは、ほとんど「ウェット」塗りしかしてないんです。

これじゃぁ「水彩色鉛筆」ではなく「水彩」の教則本じゃないか…!

と、いったんこの本はお蔵入りしたのです。

そして、また自分流で「ドライ+ウェット」塗りを続けました。

1月21日の「コミックトレジャー」で頒布予定の新刊、メイドインアビス のファンブックの漫画は、その「ドライ&ウェット」で色を塗っています。

でも、そこで気付いたのが、「色が薄い」ということです。淡い、というか。

それは筆圧を弱くしてムラなく塗っているからなんですけど…。

筆圧強めでゴリゴリ塗れば色は濃くなるかもしれませんが、その塗り方だと重ね塗りは難しいし、紙が傷ついたり、色が全部溶けなかったり、と問題も多かったのです。

そこで、先ほど登場した教則本を思い出しました。

教則本に載っているイラストは、色が濃かったんです。

 

ウェット塗り

ミクロな世界の視点で考えると。

ドライ&ウェット」(しかも筆圧小さい)の、紙に付着した色の粒の数。

ウェット」の、色鉛筆から筆で直接拭い取られた色の粒の数。

どちらの方が多いか(密度が高いか)……後者ですよね。

というわけで、メイドインアビス のファンブックのイラストでは「ウェット」塗りをしてみました。

色が濃くなりましたね。

背景などは「ドライ&ウェット」で淡くするのもいいと思いますが、色が割とくっきりしているキャラクターイラストでは、「ウェット」塗りの方が相性が良いということが分かりました。

 

透明水彩と水彩色鉛筆

最終的に同じ水彩イラストになる二つの画材のどちらを使うか、という話になるのですが…。

私の場合は「水彩色鉛筆」を選びました。

水彩色鉛筆のお値段が高かったので使わないのは勿体ないというのもありますし、色数が多いし、扱いやすいし。

欠点としては、広範囲を塗るのは難しい点ですが、その時こそ透明水彩を使えばいいわけで…。

というわけで、これから「水彩色鉛筆」を「ウェット」技法をメインで使っていきたいと思います。