水彩色鉛筆メイキング「初音ミク」

メイキング記事

2018年3月時点の水彩色鉛筆イラストのメイキング記事です。

今も「水彩色鉛筆」を使用しているのですが、その使い方は「ドライ&ウェット」という塗り方から「ウェット」に移行しています。

(前メイキングはこちら、水彩色鉛筆の技法についてはこちらを参照願います)

ちょっと長文で申し訳ないので、必要のないところは飛ばして読んでください〜

下描き

まずは、どんなイラストにしようか、デジタルで感覚的にババーっと落書きしてみます。

使っているソフトは「Clip Studio Paint Pro」です。

黒絵しーな,水彩色鉛筆,ファーバーカステル,メイキング
(1)構想(アイデア)を練る

さて、だいたいの形が見えてきたので、この段階での清書をすることにします。

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(2)下描きの清書

おやおやおや、背景が消えてしまいました。

今の私は、上のような背景をちゃんと描くことがまだできませんでした…。今後の自分に期待することにしましょう(悲)

あ、ちなみに周りの灰色の枠は、この後転写するのに使うガイドです。(あまり気にしないでください)

 

転写

さて、デジタルからアナログへ舞台は変わります。

まず上記の清書したものをプリントアウトします。

今回使う水彩紙「ホワイトワトソン F4サイズ」には、ちょうど「A3」用紙が都合のいい大きさなので、このサイズを使います。

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(3)裏を鉛筆でゴシゴシ

プリントアウトした紙のイラストを水彩紙に転写する方法で、最もポピュラーなのがこの鉛筆転写です。

他の方法も試しましたが、結局この方法が(ちょっと面倒ではありますが)がベストと判断しました。

そして、水彩紙に紙を貼り付けます。

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(4)紙を固定

マスキングテープで紙を留めます。

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(5)上からなぞります

さぁ、上からなぞっていきます!どこを描いたか分かるように、赤のボールペンと使っています。

しっかり転写できるように、心持ち筆圧高めで描いていきます、

さて、全部なぞり終わって、紙を外してみます。

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(6)転写完了

はい、これだけ転写できていれば、大丈夫ですね。

 

ペン入れ

では、今度は「コピックマルチライナー」のウォームグレー0.03mを使って、またなぞっていきます。

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(7)ペン入れ完了

ぱっと見、あまり変わってないですよね。これはわざとです。

できるだけ薄くしています。ここからさらに「水彩色鉛筆」と「水筆」でなぞっていきます。

(同じ線画を合計4回描くことになりますね…)

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(8)カラー主線(色トレス)

カラー主線が描けました!これで、線画の完成です!

 

水彩色鉛筆による塗り方

水彩色鉛筆と水筆

色を塗る前に、道具についての説明です。

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(9)水彩色鉛筆たち

水彩色鉛筆」は、現在「ウェット技法」(色鉛筆の芯から筆で直接色を取るやり方)のみで描いています。

その水彩色鉛筆の相方である「水筆」なのですが、ちょっと特殊な使い方をしています。

本来は、水を入れて描くものなのですが、上手な人はできるのかもしれませんが、私はどうしても筆に滲み出てくる水の量が多くて使いづらくて、結局普通の筆として使っています(汗)

 

塗り方

次に塗り方ですが、大きく分けて2パターンです。

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(10)塗り方

(1)は、水少ないパターン
(2)は、水多いパターン です。

細かいところ、輪郭をはっきりさせたいところ、模様などは、(1)のパターンを使います。

前述の、主線を上からなぞったのも、こっちの描き方です。

対して(2)は、水を多めに含ませて塗ることで、輪郭をぼかすことができます。

さらに、あらかじめ紙も濡らしておくことで、さらに色を滲ませることができます。

これは広範囲を塗るときや、淡い雰囲気を出したい時などに使えます。

まぁ基本的に「透明水彩」などとテクニックは一緒です。専門書を読めば、他にもいろいろテクニックがあるので、お時間があるときにでも。

 

着彩

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(11)髪の毛を塗る

左手に色鉛筆を持ち、右手に水筆を持って塗っていきます。

髪の毛については、主に「水少ないパターン」で塗っています。

メイキング本などは、何色を使ってこんな風に塗ります、と丁寧に描いてあるのですが、それをここでやっているとものすごく長くなってしまうので、思い切って端折ります!

ここからスピードアップします!ごめんなさい!

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(12)肌色を塗る

肌を塗りました。以前はほっぺたは「ピンク」で塗ってたのですが、最近は「オレンジ」で塗ることが多いです。

髪の毛に少々色がはみ出しても気にしない気にしない。

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(13)目を塗る

目を塗りました。基本的に髪の毛と同じ色で塗ってます。アイラインはセピア色を重ねてます。

目のキラキラは、円を描くようにして余白を作ってます。

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(14)服を塗る

最後に、服の黒い部分を塗りました。

といっても実際に「黒色」は使ってません。この色は強力なので、滅多なことでは使いません。

 

アナログ作業終了

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(15)完成!

アナログイラストはここで終了ですが、これをネットで公開するために、今度はスキャンをしてデジタル化します。

 

スキャン

私は、ファミリーマートのマルチコピー機でスキャンしています。

設定はこんな感じ。

  1. ファイルは「JPEG」を選択
  2. 画質は「高画質 400dpi」を選択
  3. 色の濃さは触らずに「3」のまま(真ん中)

スキャンする際は、ガラス面が綺麗かチェックしましょう。

あと、古い機種だと、なぞの横線が画像に入ったりするので、できるだけ最近のコンビニに行った方がいいです。

 

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(16)スキャンしました

 

画像編集

やることは、まずは「ごみ取り(ノイズ除去)」。マルチコピー機のホコリ・汚れだけでなく、イラスト自体に付着したホコリも写り込むので、完璧に避けて通るのは難しいです。

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(17)ゴミが写ってる

イラストレイヤーの上にレイヤーを新規に作って、上から塗りつぶしましょう(イラストに直で塗りつぶすと、後で戻ることができないので、レイヤーを分けた方がいい)

さて、この後の画像編集はお好みで原画を忠実に再現するのも良いし、さらに作品のクオリティアップをしてもよし。

ちなみに私は、「レベル補正」や「トーンカーブ」などをいじることが多いです。(Clip Studio Paintの場合)

 

完成!

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(18)完成!

はい、最後まで到達することができました!

長い文章でしたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。

もし質問等がございましたら、メールフォームから送ってくださいね。

それでは!